【No.01】HGガンダムバルパトスルプス製作記

2017年、そしてNEWブログ製作第一弾は、
HG ガンダムバルパトスルプスの製作を行いました。

今回の製作での注目ポイントは、マスキングによる塗り分けとスミイレラインの彫り直しです。
スミを流した箇所はほぼ彫ってありますので、スミイレのラインが全体的にシャープになりました。
なかなかいい感じです。

仮組み

いろいろ冊子等が付属されています。
HGのキットでは、ホイールシールで再現されている部分が基本、塗り分けポイントになります。

それでは、仮組みを進めていきます。
仮組みですので、後ほど分解しやすいように接続ピンを加工しておきます。

合わせ目処理と後ハメ加工

腕と腰のスラスター!?に目立つ合わせ目があります。
今回は、一番目立つ腕の合わせ目のみ処理していきます。

ネットで情報収集を行ったところ外装パーツをパネルラインで切断して合わせ目を処理する方法がありましたが、これはてすごく難しいと感じました。
パーツを良く見ると切断ラインがけっこう複雑です。

そこで、フレーム部分を差し込む方法を採用します。
この方法の弱点は腕の強度の低下ですが、接続ピンを1箇所残すことによって強度はある程度確保できそうです。

腕のフレームですが片側だけ少しピンを残してもスライドできるだけの離隔があります。
この方法ですと、下部のポリパーツと残したピンの2箇所で腕のフレームを固定できます。

合わせ目の処理は接着剤で融着させます。
ポイントは、しっかりと接合面を溶かしてからパーツを合わせることです。
ガンプラはパーツの合いがいいので大量に接着剤を盛る必要はありません。

パネルラインの彫り直し

今回、スミイレを行いたい箇所をすべて彫ってみました。
面同士の角度が鋭い部分は彫らなくてもスミは流れてくれますが、彫り直すことによってスミイレのラインがよりシャープになります。
また、
面同士の角度が緩い部分は、そのままではスミイレは不可能ですので、ガイドを当てて彫り直しました。

今回がスジボリで使った工具は、ハセガワのモデリングススクライバー(けがき針)とスジボリ堂のBMCタガネ0.15mmです。

ほとんどのラインはモデリングスクライバーでケガキました。
彫り易い直線部分は、スクライバーで当たりをつけてからBMCタガネで彫りました。
やはりBMCタガネで彫ったほうがラインはすごくきれいになります。
ただ、スクライバーのほうが断然彫り易いです。

-amazon-
トライツール モデリングスクライバー けがき針 プラモデル用工具 TT1
BMCタガネ 幅0.15mm

改修

アンテナ等の安全フラッグを削ってシャープに加工しました。

サフチェックとサーフェイサー処理

サーフェイサーの下地処理を行うことにより、プラスチックの透け防止と塗料の食い付きを良くする効果があります。
また、グレーのサーフェイサーを吹くことにより下地の状態を確認しやすくなります。

合わせ目を処理した腕は、処理が不十分だったため修正を行いました。

基本塗装

基本塗装はラッカー塗料を使います。
ラッカー塗料は乾燥の速さと塗膜の強さが利点です。
ちなみに欠点はシンナー臭です。

黄色と青と赤色のパーツは発色をよくするため下地にホワイトを吹きました。

マスキングが必要なパーツは乾燥機に入れて、作業の待ち時間を短縮させます。
また、
塗装中にホコリが付いてしまったパーツなどもすぐに乾燥機に放り込んで、さっさと処理してしまいます。

-amazon-
山善(YAMAZEN) 食器乾燥器 YD-180(LH)

マスキングよる部分塗装

これらのパーツをマスキングしていきます。

基本はテープでマスキングを行います。
マスキングテープの剥がれの心配のある箇所は、マスキングゾルで補強しておきます。

正直、大変でした。
バルパトスルプスを作りたい方、スケールにこだわりがないのなら1/100のほうのルプスをおススメします。

-amazon-
Mr.マスキングゾル改

大むねうまくいきましたが、
腰のスラスターのパーツの塗り分けに少し失敗がありましたので修正してきます。

はみ出た青にそのまま白を重ねてもきれいに修正はできません。
一旦、はみ出た青を削って下地のサーフェイサーから修正します。

エナメル塗料による部分塗装

スミイレ

頑張って彫り直したかいがありました。
処理が甘い箇所も多々ありますが、おおむね満足のいく仕上がりです。

スミイレの際におススメしたいアイテムが、
ガイアノーツのフィニッシュマスターです。
拭き取りがすごく楽になります。
フィニッシュマスターは綿棒ではできないように繊細な拭き取りも可能です。

-amazon-
【ガイアノーツ】 G-06 フィニッシュマスター
タミヤ スミ入れ塗料 (ブラック)

最終組み立て

つや消しコート

つや消しコートの前に、ヒザのマークとツインアイは光沢を残したいので簡単にマスキングしておきます。

完成

なんとか正月休み中に完成させることができました。
マスキングとスジボリ、いろいろと大変でしたが手間をかけてやっただけの仕上がりになってくれたと思います。

最近はウェザリング仕上げの作品が多くなっていましたので、きれいな仕上がりもいいものだと改めて感じています。
今回の製作での一番の習得は、スジボリでした。
なんだか新たな一面が開けたような気がしています。
次回作は、もう少しスジボリを追及してこうと思います。

完成写真

※クリックで画像が拡大します。

-amazon-
HG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトスルプス 1/144スケール 色分け済みプラモデル

“【No.01】HGガンダムバルパトスルプス製作記” への5件の返信

  1. こんばんは。
    ZBOKさん、知らないうちに新ブログ立ち上げてましたね。
    すいません、気づいていなくて。
    テツさんのとこで気づきました。
    出来ましたら、またリンクさせてください。
    OK出たら、リンク貼りますので。

    1. しばいつんさん、こんにちは。
      すみません、ご挨拶が遅れました。
      一度止める宣言をしておりましたので、新しいブログのご挨拶はもう少し内容が充実してからと思っておりました。
      リンクの件ですが、こちらこそよろしくお願いいたします。

  2. ZBOKさんはじめまして(o^^o)
    今夜もガンプラからずっとファンでした。
    制作途中や使ってる道具など本当にわかりやすくて
    すごく参考になります。
    ブログ復活がすご~く嬉しいです!
    これからも楽しみにしています♪

    1. makoさん、
      とてもうれしいコメントありがとうございます。
      こちらのブログではガンプラに限らずいろいろなプラモデルを楽しもうと思っていますので、また遊びに来て下さい。

zbok にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。